朝ツーに行こうと思ったが、気温1℃ではチョット怯んだ。
仕事が忙しいので風邪をひいている場合ではないのです。
昨日も仕事の依頼が・・・・・。開き直って、順番で出来る事から
作業を進めます。
サイドバイクの修理です。エンジンの部品を組み替えフレームに
組み込みます。
ヘッドボルトは高張力ボルトなので新品に交換が必要です。ヘッドボルトの締め付けはエンジンをフレームに載せてから行います。ボルトの指定部分にカッパーグリスを塗り、決められたトルクで2段階で
締め付け、360度緩めて1回締め付け、次は決められた角度2段階で締め付けます。
マニュアルの必読必須です。
タイミングベルトのテンションを調整します。このエンジンは
型式は同じですが、初期型と後期型があるので要注意です。
残りの部品を本日組み立て予定。
ガスケット、シール類はセットで購入できるので助かります。
交換したエンジンは、修理完了後お客様の了解を得て処分します。
重量が170kg有る為リフトが無ければ動かす事も出来ません。エアークリーナーボックスも取り外します。
メーカーも取り外す必要が無い部品なので、そのように取り付けられており取り外しはすごく面倒です。たった3本のボルトがはずせません。
取り外し用の工具を作り取り外します。
前回も作ったのですが、もう2度とないと思い処分してしまいました。
もう捨てません。このエアークリーナーに変更しエンジン上部に取り付けます。
ゴム手袋です。このニトリルゴムの手袋は本当に丈夫です。
今回の作業でも破れませんでした。この様な手袋は作業中によく破れるので、都度交換なのですが、この手袋は、破れないので汚れると洗って再使用しています。
価格は高いですが、お値段以上だと思います。
47年前の写真です。高校の卒業記念ツーリングです。
京都までは7人で行き、九州は2名で行きました。フェリーで九州上陸です。
天草です。XSに乗る友人は日程の関係でこの後帰路に、一人旅になりました。高千穂峡です。ユースホステルでの仲間とボートに乗りました。日南海岸です。このW1Sも、当時高3の時、自分でエンジンの腰上は全バラして整備し組み上げました。これも高1の時にメグロZ7を手に入れて、
加藤モータースでZ7のレストアの手伝いをし、いろいろ教えていただいた
事の賜物だと思います。自分の技術の原点だったのかも知れません。
作業台の目の前に1本のスパナが飾ってあります。
このスパナは加藤モータースの親父さんの自慢のスパナだったのです。戦争中に物資が無く、このスパナもアメリカ車のリーフスプリング
から作ったものという事でした。そして自分の名前を入れたそうです。
加藤さんが亡くなった時、形見分けとしてご家族から頂いてきました。自分にとっては宝物です。
当時の加藤モータースです。
現在の様にデジカメであれば、もっと沢山の写真を撮っていたと思うのですが
当時のフイルム、現像費は高校生にとっては高価で、この位しか撮れて
いません。
しかし、少ないが写真を撮って残していた当時の自分をほめてあげたいです。