9/7 人為的ミス

 天気が悪いので朝ツーは無し。

メガゼウスが九州に嫁ぎました。

お客様は2台目のゼウスだそうで、1台目は別の輸入業者から買ったのですが

調子が悪く諦めたそうです。ただその走りが忘れられず、2台目を自分の所から

買っていただきました。うれしい事です。

メガゼウスの修理です。壊れたエンジンを分解します。シリンダー内です。

３ヶ月も経っているのに、まだ水が残っていました。分解した理由は使える

バルブが有るか確認したかったからです。

燃焼室にガソリンを入れてリークを見ます。

リークはありませんでした。このヘッドがそのまま使えるかもしれません。

バルブスプリング側からバルブの動きを確認します。問題なし。

歪もありません。このヘッドを載せ替えることに決定です。

ヘッドをクリーニングします。

オークションのエンジン分解を始めます。

あれれれれー！クランクボルトの締め付けが明らかに緩い。しかもロックタイト

塗布無しです。

この年式のエンジンはタイベルのクランクプーリーにキーが無く

クランクボルトで締め上げてプーリーを固定しています。

その為にこのクランクボルトを緩めるのが大変なのです。

クランクを治具で固定してクランクボルトを緩めないとバルブが全て

曲がってしまいます。

バルタイの合わせ方が悪かったのか、クランクプーリーがずれてバルブが

曲がってコンプレッションが上がらないのかと思います。どちらにしても

人為的ミスと思います。

まだ先は長い。

ハーレーの修理です。

後付けのリバースに入らないと言う事です。自分がやった仕事なら

わかるのですが他人がやった仕事は分かりません。

散々断りましたが押し切られました。

サイドバックに入ったコンプレッサーのエアー圧を電磁バルブで作動させ

シフトさせる構造です。配線図も資料もありません。

機器単体は問題なさそうです。そうなると配線が怪しい。

この修理も先は長い。

コンプレッションゲージです。スエーデンのビルテマ製で30年くらい前に買いました。

ゴムホースのクラックがひどい。

ホースの内径からポリチューブが使えそうです。

ポリチューブのスペックを確認すると1Mpaでした。チョットヤバいですが

使われ方から大丈夫と思います。自己責任です。

今夜の名古屋からのフェリーで北海道に行きます。

台風13号とご一緒の旅になりそうです。